2012年7月22日日曜日

評判悪いけど

                                                       これ、思い入れたっぷり
未だに大好きなレコード!!
テツさん入りのFACES,
73年のライブ盤
"Coast to Coast/Overture and biginnars"
はじめてきいたFACESはこれだった。
てか、俺が18くらいの頃はこれと
ベスト盤、"Snakes And Ladders"しか売ってなかった。
後にBOOTLEGを買い漁って分ったことだけど、

このライブ盤の音はFACESの勢いを
全く捕らえられていない!
だからといって駄作かというと
そんなことはなくて、これはこれで
例えばSTONESのLIVE作品などと同様に、
レコードとして聴くにはまあ、いいんでないか?的なところに
ギリギリ収まってるんじゃないかな?

とにかく、FACES最初のレコードで
これを聴いてからギターの弾き方の概念がかわったと言っても
言い過ぎではない。
ワサワサッと曲に入るところが何ともかっこいい!
演奏はいわゆるダルでルーズな?ところが
強調されてる感じ
実際もっとタイトな
グルーブマシンだったんですけどね。。。

魅力は演奏だけではないのです。
ジャケは縦の見開きで、

 内ジャケはこう
ひえ〜KISSのALIVEなんかより先にこれだもんね!
インナーのコラージュ写真!
いかにも楽しそうなR&Rショーを想像しますね!
これ見ながら聴く訳ですよ!!
盛り上がりますね〜〜〜
そしていろいろ真似した訳っすね!
とにかく!
カッコイイ!!!!

そして、シャレの効いたインナー裏のクレジット!

素晴らしい!!

選曲は賛否両論、RODのソロとFACESの曲と混ぜこぜですが、
ま、当時のセットがこうだったんだからしょうがないでしょ?
個人的にはちゃんとANGEL とSTAY WITH MEが並んで入ってるとこ!
これ切っちゃダメ!

1枚物の作品としては、これでいいんじゃないかと。

例えば?
RODのオリジナル作品、
マギーメイなんかが入っていたらどうだったでしょうかね?
ROD色が強くなるでしょ?
HITしたでしょうね!
それをあえてかどうか知らんけど、しなかったところで、
結果的にギリギリOKなんじゃないかな?

ただ、当時はRODのソロとFACESとレコード会社が違っていて、
リリースするにあたって揉めたみたいっす。

記憶が正しければ
レコードはマーキュリー、
カセット(!!!)はワーナーから
リリースされたとか。

バンドの状態も実質的なリーダー
RONNIE LANEの離脱で気持ちギクシャク気味。。。

いろんな意味で
ギリギリなところでOKな
スリリングな作品

ということでいまのところCDは廃盤状態ですかね
デラックスエディションやリマスターなんて
考えないでくださいね。

出来ればレコードで買ってください!!

この作品はレコードでないと意味がありません。
CDでもギリギリ、ボーナスでI'm Losing youを入れるくらいですね。
それ以上はなしってとこでよろしく!

部屋にはCD、国内盤、英国盤、
あります。